原泰久作品 キングダムが面白い理由・人気の理由を分析|漫画研究

 

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掲載雑誌:週刊ヤングジャンプ

漫画タイトル:キングダム

連載:2006年1月26日 -

作者:原泰久先生

出版社:集英社

Wikipedia

 

キングダムの分析 byタケノコ

タケノコさん
男性

 

分析する漫画のタイトル

キングダム

 

キングダムのあらすじ

舞台は中国の春秋戦国時代。実在した人物である秦国の将軍李信を主人公とした物語です。

 

死別した親友との約束である天下の大将軍になることを目指し、戦で武功をあげ下僕の身分から立身出世をしていきます。

 

様々な難局を突破しながら、仲間の死を乗り越え、時には倒した敵の想も背負い李信が成長する姿が描かれます。

 

キングダムが面白い理由(参考にすべき点)

史実を踏襲しつつ、史実が残っていない部分を逆手にとって面白く肉付けしていることだと思います。

 

歴史ものとはいえ、舞台は紀元前です。

 

例えば武功や逸話が残っているものの出自がはっきりしない李信という人物をあえて主人公に抜擢し、下僕出身からの成り上がりという魅力的なバックボーンを付加していると思います。

 

他にも実在の人物に対して異民族出身、元盗賊といった設定、それゆえの心情や過去の回想編など実在の人物でありながら史実からどんどんはみ出して魅力的なキャラクターを生み出せていると思います。

 

キングダムの新しいところ(革新的なところ)

大軍勢どうしの戦争を描くにおいて、互いの将軍の個性にここまで重点をおいて描いた漫画は無いのではないかと思います。

 

性格もそうですが、その将軍にしかできないクセの強すぎる戦法。

 

大将の超人的な個人能力だけでほぼ解決してしまう部分もあり笑ってしまいます。

 

キングダムの改善点(参考にする必要ない部分)

個人的にですが、秦の始皇帝である嬴政の描かれ方に合点がいかずモヤモヤします。

 

完璧人間として描かれすぎていて、人間らしい欲望や弱さを感じとれないからです。

 

武力での中華統一を抜きにしても、一般的に語られる焚書坑儒などの愚策、残虐性、猜疑心、生に対する執着など。

 

新しい始皇帝像と言えばそれまでですが、従来のイメージとあまりにもかけ離れていてなかなか受け入れられない。

 

今後闇落ち展開だとしても違和感を感じてしまいます。

 

キングダムの分析 by戸崎美玖音

戸崎美玖音さん
女性

 

分析する漫画のタイトル

キングダム

 

キングダムのあらすじ

下僕出身の主人公・信と、秦国王の嬴政が、中華統一を目指す物語です。

 

戦国時代真っ最中、隣国を武力で押さえつけ、時には多くの犠牲者も出しながら、一歩一歩前に進んでいく様に、ハラハラドキドキが止まりません。

 

キングダムが面白い理由(参考にすべき点)

いま我々が暮らしている世界から遠く離れている過去の話ではありますが、史実を元にしているのでリアリティに溢れています。

 

この漫画を読むだけで、ちょっとした歴史の勉強をすることも可能です。

 

キングダムの新しいところ(革新的なところ)

史実を元にしつつも、作者ならではのオリジナル要素も加えることで、読者を飽きさせない展開にしているところが革新的です。

 

また、歴史の教科書などで名前だけは聞いたことあるような人物について、「この人は本当にこんな人だったのかもしれない」と思わせてしまうほど、各人物の背景やその当時の中国の状況などが細かく描写されており、大変面白いです。

 

キングダムの改善点(参考にする必要ない部分)

初期は各キャラクターのデザインが微妙だったなーと感じます。(最近はそうでもなくなってきましたが)

 

聞くところによると、途中から主人公の黒目を大きく描いたりなどして工夫を凝らし、より臨場感あふれるデザインに変えていったみたいです。

 

たしかに、遡って読んでみると、初期と今ではだいぶキャラデザに違いがあることがわかります。

 

キングダムのキャラクター相関図

 

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キングダム 第1話の構造

 

※作成中です※